都心にあるSCで遅いランチ(ホタテとほうれん草のグラタン)と、アイスティをむさぼるように食した。
 ふと、ガラス窓ごしに通路を見ると、「胸や背中、脚」を惜しげもなくさらした若者たち(同性もしくは男女のカップル)が、引きもきらずに通り過ぎていた。
 「近ごろの若いもんは?」
 そんな思いがこみ上げて、途中で止まった。
禁断の売場 (C) C.KODAMA よく見ると彼ら彼女らのいでたちは、我が青春の頃の姿と、さほど変わっていないから…。
 服の素材や色のバリエーションは、かつてに比べて豊かになった。
 少しの違いは、セミロングの「巻き髪」と「シャギーカット」。
 その昔は、もっと強くパーマを当てた、レイヤードカットだった。
 タトーやピアスの穴、カラーコンタクトを除けば、アイラインやマスカラをバッチリ入れた目元と、リップグロスの使い方だって当時と似たり寄ったりだ。
 「それにしても、こちらのSCでは、
  私は浮くなあーッ」
 理由あって、濃い目の化粧をし、ド派手なサバイバルファッションで出向いたものの、そこは、セクシーカジュアルやレース使いのドレス、カラフルなランジェリー、水着などを扱うショップで埋め尽くされた「常夏のSC」だった。
 まるで、「禁断の森」に迷い込んだがごとしで、気分が卑屈になったようだ。 
 でも救われたのは、プロポーション抜群な女の子が多い中、そうでない娘も、おへそやボディを堂々とはじけさせていたことだ。
 やっぱり、青春ていいなッ!