郵便受けから、ドソッと出てきた書簡の中に、見覚えのある肉筆の封書が混じっていた。
(C) C.KODAMA 差出人は、都内の祖師谷にある通称「ウルトラマン商店街」で、「茶舗店」を営むご主人だった。
 彼は器用で、店舗や商品の「POP・ショーカード」を自分で手作りしていたなーッ。商店街の一角に、ミュージシャンたちが集う「スタジオ」も経営していた。
 ウルトラマン(巨大なオブジェ)が仁王立ちしている駅前広場で、なんと30年ぶりに、盆踊り(そしがや駅前盆踊り・7月31日(土)午後6〜9時…雨天翌日)が復活できることになったという。
 商店街の役員たちが、幼少の頃に経験して以来のことだそうだから、企画が実行にこぎつけられるまでの熱いエピソードが、文面には切々と語られていた。
 商店街には、ハイセンスな自転車屋さんもあった。「とんねるず」の木梨さんの親戚だとか。
 各店舗へのリテールサポートと、研修会をさせていただいてから、気がつけば4年が過ぎた。
 お便りを読み終えて、心がはやったのは、連載を担当している月刊ストアーズレポート(7月号)で、「時空・時差・時短が織りなす夏空間」と題して、商店街のイベントや、「夏祭り」と「縁日」にふれていたからだ。…でも残念なことに、その日は南の島の商店街で、「街おこし」事業のまっ最中だ。
 秋田県仙北市から「秋田おばこ」や「なまはげ」も、物産店といっしょにウルトラマンに会いにくる。
 梅雨明けの日本列島には、ノスタルジックな「日本の夏風景」が、よく似合う!
〔ILLUST:C.Kodama〕
日本繊維新聞(毎週水曜日掲載)No.408